バクーの市街地を疾走する フォーミュラ・カーを見逃すな!

F1アゼルバイジャンGP

自動車レースの最高峰フォーミュラ・ワン(F1)グランプリ。2016年のシーズンから、アゼルバイジャンの首都バクーでの開催が組み込まれました。
どんなコースで、どのようなレースになるのかご紹介しましょう。

バクーで開催されるF1グランプリの正式名称は「2016 Formula 1 Grand Prix Of Europe」で、一般的にはF1ヨーロッパGPと呼ばれています。ヨーロッパGPという名称で は、2012年までスペインのバルセロナの市街地サーキットで開催されていました。
バクーでもかつてのバルセロナと同じように市街地を走ります。「Baku City Circuitと名付けられたこのコースは、ドイツ人の建築家、ヘルマン・ティルケ氏がデザイン。全長約6キロメートル、20のコーナーを備えたストリートサーキットで 、平均速度は時速211キロ。フォーミュラ・カーはターン19と20に続く直線1.5キロを最高速度の時速340キロで走り抜けます。

バクー・シティー・サーキット コースレイアウト(全長6キロ)

バクー・シティー・サーキット コースレイアウト(全長6キロ)

コースの中に組み込まれる旧市街は世界遺産にも登録されていて、道路はもともと石畳でしたが、F1開催のためにアスファルトで舗装されました。
道路幅は最大幅が13メートル、最小幅がターン7と8の間の7.6メートル。スタートとフィニッシュおよびパドックとガレージはアザドルグ広場Azadlıq meydanı Azadlig(ヒルトンと JWマリオットホテルにはさまれた広場)に位置しています。
F1ヨーロッパGPの公式アンバサダーに就任したF1ドライバーのフェルナンド・アロンソ(マクラーレン・ホンダ)は、本番に先立ちバクーを訪問。旧市街のターン8から12の緩やかなアップヒルセクションでサーキットウォークを行いました。
サーキットやピット、パドックの建設作業を視察するためバクーを訪れた国際自動車連盟 (FIA)のチャーリー・ホワイティング・レースダイレクターは「このコースで最も興味深い のはターン8〜12だ」と 語っています。この区間は旧市街の城壁沿いを走行するコースで、道路幅が狭い中を短距離の間にターンが続くレイアウトになっています。

石畳の路面を改修中

きれいに舗装されました

 

■チケットの購入
公式ウェブサイトもしくは現地旅行会社経由で購入する
■アフターレースコンサート
F1グランプリのもうひとつのお楽しみ「アフターレースコンサート」。レースが終わった後に開催される予定。いずれの日も、コンサートには、チケットを持っていれば無料で入場できる

この記事は書籍「カスピ海の至宝 アゼルバイジャン(2016年5月出版)」に掲載されたものです。情報は2016年3月の取材時のものとなります

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